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“整えてから鍛える”は科学である――順番を間違えると一生変わらない体になる

  • 執筆者の写真: Toshihiro Yamanaka
    Toshihiro Yamanaka
  • 11 分前
  • 読了時間: 2分

多くの人は「筋肉を増やせば体は良くなる」と信じています。

しかし、これは本質を見誤っています。

筋肉は体を動かすための出力装置にすぎず、その前に整えるべき「土台」が存在します。

骨の配列が乱れ、関節が正しい位置を外れ、神経の通りが悪く、呼吸が浅く、骨盤が傾いたままでは、どれだけ筋トレをしても筋肉は正しく働きません。


この状態でトレーニングをすると、お尻は使われず前ももだけがパンパンになり、腰痛や肩こりが悪化し、歩けば膝に負担がかかる。

どれだけ運動しても脚は細くならず、ピラティスやヨガを続けても体が変わらない。これは努力不足ではなく、順番の問題なのです。


イチローが筋肉を増やして動きが鈍ったのも、この“順番の狂い”によって身体機能のバランスが失われたからです。

筋肉を先に増やすと、体は余計に固まり、連動が失われ、結果としてパフォーマンスは下がっていきます。


一方で、骨格を整え、関節の動きに滑らかさが戻り、呼吸が深くなり、神経の流れが良くなると、筋肉は自然に必要な場所にだけつき始めます。

この順序こそ、身体の本来の進化プロセスです。


B-BOXERで提供しているリアラインやIMPRO、矯正、ピラティス、そして耳つぼによる代謝調整は、この正しい順番を再現するためのものです。

整うことで波が生まれ、その波が正しい筋肉を自動的に動かし始める。

だから体が軽くなり、姿勢が変わり、疲れにくさや代謝の改善につながっていくのです。

整えてから鍛えるという思想は、決して感覚的なものではなく、身体の構造に基づいた科学的アプローチそのものなのです。


Boxing & Fitness B-BOXER 山中敏弘


ボクシング&フィットネス B-BOXER


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