身体感覚を磨くことが、技術習得の最短ルートである理由
- Toshihiro Yamanaka
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矢田氏が重視しているのは、筋力トレーニングそのものではありません。
彼が育てようとしているのは、選手自身の“身体感覚”です。
身体感覚とは、「自分の中心がどこにあるのか」「重心がどう移動しているのか」「地面から力がどう伝わってくるのか」「呼吸で軸がどう支えられているのか」といった、内側から感じ取る繊細な知覚のことです。
これらを感じ取れないまま技術練習を行うと、技術は“外側の真似”に終わります。
一見似たフォームでも、強度も再現性も安定感もありません。
しかし身体感覚が育つと、選手は自ら動きを修正できるようになり、コーチの抽象的な指示も正しく身体へ落とし込めます。
これは「自律的に動ける身体」をつくるということでもあります。
外から力を入れてフォームを矯正するのではなく、選手の内側の感覚が正しく働きだすことで、動きは自然と整い、無駄が消えていきます。
山本選手のように短期間での登板でも崩れない理由は、この“自律性”が非常に高いからだと考えられます。
身体は正しく整うと、自ら最適解に向かって動いてくれるのです。
Boxing & Fitness B-BOXER 山中敏弘
ボクシング&フィットネス B-BOXER
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