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「闘魂」と「通す力」――猪木哲学とB-BOXERの共鳴点

  • 執筆者の写真: Toshihiro Yamanaka
    Toshihiro Yamanaka
  • 10月17日
  • 読了時間: 1分
「強い奴が勝つんじゃない。勝った奴が強いんだ。」― アントニオ猪木

この一言には、筋肉の大きさや派手な外見ではなく、“結果を出す力”=真の実戦力こそが本物の強さだという哲学が込められています。

猪木が生涯をかけて示した「闘魂」とは、単なる気合や精神論ではなく、身体と心を通して力を“通す”生き方そのものでした。


💪 表面的な筋肉ではなく「通る身体」

近年、ボディビルで鍛えた筋肉を持つレスラーが“パワーファイター”と呼ばれています。

しかし、格闘におけるパワーとは本来、そうした“見える力”ではありません。

ロング小林のように一見して強そうな体でも、格闘としての「通る力」が弱ければ、動きの重さやタイミングの遅れにつながります。

格闘の世界で真に重要なのは、筋肉の量よりも筋肉の質、連動、そして躍動感です。

「技とは、力ではなく流れだ。」― 猪木が得意とした“延髄斬り”もまた、脱力からの一瞬の連動、体幹から脚までの波動で成り立っていました。

Boxing & Fitness B-BOXER 山中敏弘


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