「辞めていただく」ことも、トレーナーの大切な義務である理由。
- Toshihiro Yamanaka
- 2 日前
- 読了時間: 3分
違和感を見逃さない。それが「命」への責任。
先日、ある会員様がB-BOXERを卒業されました。
理由は、内科受診の結果、深刻な動脈硬化が見つかったこと。
血管年齢は90歳。これ以上の激しい運動は、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを伴うという診断でした。
実は、その方は以前からレッスン前の測定で血圧が高く、私はずっと気になっていました。ご本人は「機械の調子が悪いだけ」「医者も大丈夫と言っている」と笑っておられましたが、私はどうしても見過ごすことができませんでした。
「この状態を放置したまま、ボクシングを続けていただくわけにはいきません」
そうお伝えし、心臓と血管の専門医を紹介しました。その結果が、今回の「治療に専念するための退会」です。
「ボクシング」の前に「健康」がある
私たちは、会員様に強くなってほしい、格好良くなってほしいと願っています。
しかし、その大前提には必ず**「安全で健康であること」**がなければなりません。
ボクシングは心拍数が急激に上がるスポーツです。
もし、あのまま「本人が大丈夫と言っているから」と忖度し、トレーニングを続けていたら、いつかジムで取り返しのつかない事故が起きていたかもしれません。
「せっかく入会してくれたのだから、続けてほしい」 経営者としてそう思うのは当然です。しかし、トレーナーの真の義務は、運動を教えることだけではありません。
会員様が気づいていないリスクをプロの目で察知し、時には「今は休むべきだ」とブレーキをかけること。
それが、会員様の人生に対する誠実さだと私は信じています。
寂しさと、大きな安堵
「短期間でしたが、ありがとうございました」 そのメッセージをいただいた時、寂しさとともに、心の底から安堵しました。
もし受診していなければ、その方はご自身の血管の状態に気づかぬまま、大きなリスクを背負って日常を送られていたはずだからです。
病気が見つかったことは残念ですが、「倒れる前に分かって、本当に良かった」。そう確信しています。
B-BOXERが約束すること
当ジムは、ただ汗を流す場所ではありません。
会員様一人ひとりの体調に寄り添い、時には耳の痛いこともお伝えします。
それは、皆様に「10年後も、20年後も健やかにボクシングを楽しんでほしい」と願っているからです。
今回卒業された会員様が、生活改善を経て、また笑顔で「血圧が下がったよ!」と報告に来てくださる日を、心からお待ちしています。
それまで、私たちは皆様の「安全」を第一に、今日もミットを構えます。
Boxing & Fitness B-BOXER 山中敏弘
ボクシング&フィットネス B-BOXER
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