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座りすぎは喫煙より毒だ

  • 執筆者の写真: Toshihiro Yamanaka
    Toshihiro Yamanaka
  • 8月12日
  • 読了時間: 2分

更新日:8月21日

人間の骨盤は、かつて四足歩行をしていた祖先から二足歩行へと移行する過程で、形や向きを大きく変えてきました。

歩く・走る・立つためには十分に適応してきたものの、その形は「完全に最適化」されたわけではなく、出産のための産道確保や体のバランスなど、複数の条件を折衷した構造です。


この骨盤は、立位や歩行など動きの中で微細に揺れながら荷重を分散することを得意とします。

しかし現代社会では、長時間椅子に座ったまま過ごすことが多く、この姿勢は骨盤を本来の働きとは逆の方向へ追い込みます。


座ると骨盤は後傾し、腰椎の自然なカーブが消え、股関節や大殿筋は使われず短縮・弱化します。

さらに殿部や太もも裏の血流が滞り、代謝低下や腰痛、膝痛のリスクが高まります。

研究でも、1日8時間以上座る人は、糖尿病や心疾患、死亡リスクが有意に高いことが示されています。


B-BOXERが重視する「アライメント調整」

こうした背景から、B-BOXERでは骨盤・股関節・肩甲骨周辺・足関節・膝関節といった主要関節のアライメント(正しい位置と動きのバランス)を整えることを重視しています。

正しいアライメントを取り戻すことで、歩行や立位での安定性が高まり、日常動作やスポーツパフォーマンスが向上するだけでなく、腰痛や膝痛などの予防にもつながります。


座りっぱなしの生活から、動ける体へ

私たちの体は、本来「動くため」に進化してきました。

日々の生活の中で座る時間が長くなっている今こそ、意識的に体を整え、骨盤や関節が本来持つ機能を取り戻すことが必要です。

B-BOXERは、そのためのトレーニングとコンディショニングを、一人ひとりの体に合わせて提供しています。


Boxing & Fitness B-BOXER 山中敏弘


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