top of page
検索

運気と志を高める一日 〜2025年7月29日、九頭竜大社にて〜

  • 執筆者の写真: Toshihiro Yamanaka
    Toshihiro Yamanaka
  • 7月30日
  • 読了時間: 2分

2025年7月29日(火)。この日は「大安」にあたり、さらに夜空には満月を迎える前の「小望月(十四夜)」が浮かびます。

天地の“陽の気”が満ちるこの日、暦の上でも「大暑」の中日にあたり、自然界のエネルギーは年間でも最も高まる時期を迎えています。

そんな中、私は京都・八瀬に鎮座する【九頭竜大社】を参拝しました。


この神社は、霊峰・比叡山の麓にひっそりと佇み、開運・良縁・商売繁盛の神徳で広く知られています。

古来より“氣”が集まる場として語り継がれ、地質学的な中央構造線の本流からは外れていますが、日本列島を貫く大地のエネルギーの交差点――「霊的構造線」のような地場的力を感じさせる場所です。

こうした場に、数多くの経営者や政治家が足を運び、信仰の対象としてきたのは必然といえるかもしれません。

私がこの神社に惹かれたきっかけのひとつに、ニデック創業者・永森重信会長の存在があります。

彼は「信念と信仰」の両輪をもって経営に向き合い、実行力と精神性を兼ね備えた稀有な人物です。

その永森会長が、長年この九頭竜大社を信仰されていたと知り、私もまた自然とこの地に導かれるような感覚を覚えました。


境内に立つと、空気が一変します。

静謐さの中に凛とした気配が漂い、自然と姿勢が正され、心が静まります。

まるで身体のアライメントを整えるように、心の軸がすっと通る感覚があるのです。

「整えてから、鍛える」。

これは身体の真理であり、心、そして経営においても同様に通じる言葉です。

この日の参拝は、私にとって「志を立て直す」特別な時間となりました。

満ちていく月のエネルギー、大安という吉兆、大暑の盛夏――三つの流れが重なったとき、それはまるで「人生の転調点」を見つめ直すような瞬間でした。


私たちは日々、忙しさの中で「感謝」と「静けさ」を忘れてしまいがちです。

だからこそ、こうした節目の日にこそ、自分と向き合い、心を澄ます時間が必要なのだと感じました。

また一年、誠実に、地に足をつけて歩んでいく。そんな覚悟と共に、私は九頭竜大社をあとにしました。



 
 
 

最新記事

すべて表示
野生動物が持つ“波の動き”――力ではなく連動の美しさが強さを生む

トラやライオンの動きを見ると、そこには驚くほどの脱力としなやかさがあります。 一歩踏み出すときも、飛びかかる瞬間も、方向を変えるときでさえ、硬さや力みはほとんど存在しません。 身体の中心から波のようにエネルギーが伝わり、それが全身を流れていくことで無駄のない動きが生まれています。 この“波の動き”は、実は日本古来の武術にも共通しています。 剣の達人は腕の力ではなく、足裏から伝わった波を背骨が受け取

 
 
 
“整えてから鍛える”は科学である――順番を間違えると一生変わらない体になる

多くの人は「筋肉を増やせば体は良くなる」と信じています。 しかし、これは本質を見誤っています。 筋肉は体を動かすための出力装置にすぎず、その前に整えるべき「土台」が存在します。 骨の配列が乱れ、関節が正しい位置を外れ、神経の通りが悪く、呼吸が浅く、骨盤が傾いたままでは、どれだけ筋トレをしても筋肉は正しく働きません。 この状態でトレーニングをすると、お尻は使われず前ももだけがパンパンになり、腰痛や肩

 
 
 
強く、しなやかで、折れない──矢田修氏が追求する身体哲学

矢田氏が語る「幹づくり」の真髄は、単に“強い幹”を目指すことではありません。 幹が硬すぎれば、動きは鈍くなり、強い力を発揮しにくくなります。 しかし中が弱ければ、外からの負荷に耐えられず、すぐに折れてしまいます。 矢田氏はこの相反する性質を、 高次元で両立させた身体 を目指しています。 つまり、 強いのにしなやか しなるのに折れない 力んでも詰まらない 緊張しても滑らかに動く という矛盾の統合です

 
 
 

コメント


B-BOXERロゴ

Copyright2023 B-BOXER takatsuki

bottom of page