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老いることを楽しく、アバンギャルドに

  • 執筆者の写真: Toshihiro Yamanaka
    Toshihiro Yamanaka
  • 8月29日
  • 読了時間: 2分

「OUT老」という生き方

「老いる」という言葉には、どこかネガティブな響きがつきまといます。

体力の衰え、記憶の減退、社会との距離…。しかし、最近注目されている考え方に 「OUT老(アウトロー)」 というキーワードがあります。

これは、ただ老いを受け入れるのではなく、むしろ「老い」を逆手にとり、楽しく・自由に・アバンギャルドに生きるスタイルを表しています。


■ 「老い」を恐れず、「遊び」に変える発想

従来の価値観では、老いることは「引退」「余生」という言葉と結びつきがちでした。

しかし、現代は100年ライフの時代。60代・70代で新しい挑戦を始める人も少なくありません。

例えば、ボクシングやフィットネス、楽器や絵画、SNSでの発信など、「老い」をエネルギーに変える選択肢は無限に広がっています。

「OUT老」とは、規格外の生き方を楽しみ、老いそのものを“クリエイティブの素材”にしてしまうことなのです。


■ アバンギャルドな「老い」の姿

アバンギャルドとは前衛的、つまり既成概念を壊す生き方。例えば、

  • 年齢を重ねても派手なファッションを楽しむ

  • 70歳からSNSで自己表現を始め、若者以上に発信力を持つ

  • シニア同士で「遊び」や「冒険」をテーマにしたサークルをつくる

これは「若者の真似」ではなく、「老い」を自分らしくデザインする姿勢です。

人からどう見られるかではなく、「自分がどう楽しむか」を基準にすることが、OUT老の本質といえます。


■ B-BOXER的な「OUT老」

フィットネスクラブの視点から見ると、OUT老は「整えてから鍛える」哲学とも響き合います。

身体の衰えを嘆くのではなく、むしろ矯正や運動で整え、そこから新しい可能性を掘り起こす。たとえば、

  • 「100歳まで歩ける脚づくり」を目標にする

  • シニア世代が若者よりも“かっこよくパンチ”を打つ

  • 仲間と一緒に笑いながら汗を流す

老いること自体を「遊び」に変えると、毎日の生活が舞台芸術のように色づいていきます。


Boxing & Fitness B-BOXER 山中敏弘


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