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感性を磨くということ ~右脳と美意識のトレーニング~

  • 執筆者の写真: Toshihiro Yamanaka
    Toshihiro Yamanaka
  • 7月12日
  • 読了時間: 2分

私たちは日々、膨大な情報にさらされ、つい「思考優位」の左脳ばかりを使いがちです。

しかし、感性や直感、ひらめきといった“人間らしさ”の源は、実は右脳にあります。


右脳は、論理ではなく「感じる」ことを担当します。

たとえば、美しい音楽に心が震えたり、絵画や風景に言葉を失ったりする瞬間。

これらはすべて、右脳が働いている証です。だからこそ、右脳を育てるということは、自分自身の感性を深め、人間としての厚みをつくることにつながるのです。


そのために有効なのが、芸術や音楽、美術に触れる時間を日常に取り入れることです。

決して難しいことではありません。

美術館に足を運ぶ、クラシック音楽を静かに聴いてみる、街角のアートに目を留める――そんな小さな習慣が、右脳をじわじわと目覚めさせてくれます。


また、「いいものを身につける」ということも、感性を磨くうえで非常に大切です。

ここでいう「いいもの」とは、必ずしも高級ブランドという意味ではなく、「本物の素材」「丁寧な手仕事」「時を経ても色褪せないもの」です。

こうしたモノたちは、使うたび、着るたびに心に豊かさをもたらしてくれます。


感性とは、見る目、感じる力、選ぶ力の総体です。

そしてそれは、日々どんな音に耳を傾け、どんなものに触れ、どんな空間に身を置くかで育まれていきます。


「感性は、訓練できる。」

忙しい毎日だからこそ、少しだけ右脳にスペースをあけて、自分の感性を整える時間を大切にしてみませんか?

それは、人生そのものを美しく磨いていく時間になるはずです。



 
 
 

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