「チカラの秘技と、動作の真理」
- Toshihiro Yamanaka
- 2 日前
- 読了時間: 2分
~B-BOXERが伝える全身の使い方~
武術の世界では時に、不思議な光景を目にすることがあります。
小柄な高齢の師が、屈強な若者をいとも簡単に制してしまう場面です。
まるで映画やマンガの一場面のようですが、これは紛れもなく現実であり、武術の「秘技」と称されるものの一つです。
しかし、実際にその「原理」を分解してみると、そこにあるのは決して超人的な能力ではなく、「身体の使い方」の違いに過ぎません。
たとえば、腕での押し合いを想像してください。弟子は腕力を頼りに、肩関節を軸に力を込めてきます
一方で師匠は、腕や肩に頼るのではなく、身体の中心、いわゆる「体幹」や「軸」を使い、全身で動きを作ります。
つまり、力の「線」ではなく、「面」や「回転」を活用しているのです。
この差は圧倒的です。腕の力だけで挑む弟子は、全身を使う師匠の動きに対して、まるで押し返せる気がしないのです。
B-BOXERでは、このような「全身の連動した動き」を、ボクシングトレーニングを通じて体得することを大切にしています。
パンチ一発を取ってみても、腕だけで打つのではなく、足の踏み込み、腰の回転、肩の連動、そして最後に拳が走る。
この一連の流れがあることで、無駄のない、力強い動作が実現されます。
「技」とは、特殊なものではなく、誰でも学べる「動作の真理」です。
B-BOXERは、その原理を科学的に、そして楽しく伝える場所でありたいと考えています。
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