「習慣は裏切らない──力を抜いて、健康寿命を伸ばす身体づくり」
- Toshihiro Yamanaka
- 13 分前
- 読了時間: 3分
■ 日常の「姿勢」がすべてを決める
「体を整えておかないと、やる気も出ないし、すぐ怪我をする」。
これはトップアスリートだけの話ではありません。
私たちの日常でもまったく同じです。
多くの人が “やる気になった時だけ頑張る” という運動の仕方をしています。
ですが、イチロー選手が示してくれたのは、まったく逆のアプローチでした。
特別な努力よりも、日常の延長に整える習慣を持つこと。
それこそが、長く動ける体をつくる最短ルートなのです。
立っている時、歩いている時、しゃがむ時──。
その何気ない動作の中で、上半身が股関節の上に正しく乗っているかどうか。
この一点だけで、膝も腰も肩も、使い方が大きく変わります。
B-BOXERで伝えている「整えてから鍛える」はまさにこれです。
負担の大きいトレーニングをする前に、日常で正しく体を使えているかどうか。
ここが整うと、筋肉は自然に動き、代謝も上がり、怪我のリスクも下がります。
そして何より、習慣化すると自分の体の“微細な変化”に気づけるようになります。
今日の足の軽さ、呼吸の深さ、腰のハリ……。その気づきが、健康寿命を確実に伸ばす力になるのです。
■ 「8割の力」でわかる、自分のコンディション
イチロー選手は、現役時代から“ダッシュの感触”でコンディションを確認していたといいます。
「全力じゃなくていい。8割で走った感覚で、その日の体がわかる」
これは一般の人でも使える方法です。
朝の階段、駅までの歩き、軽く腕を振るだけでもいい。
その日の“動きの質”を一瞬で感じ取れます。
運動前にストレッチだけをするのではなく、まず血流を上げてから伸ばすというイチロー流も理にかなっています。
血液が巡ることで、筋肉が伸びやすく、痛めにくくなるからです。
■ 「頑張りすぎない努力」で寿命が延びる
イチロー選手はこう語っています。
「もうとにかく頑張るという時期は過ぎたので。力を抜いて頑張る。そうすると結果的に健康寿命が長くなる」
これは、B-BOXERがシニアに伝え続けている考え方と完全に一致します。
60代からの体づくりは、若い頃のように筋肉を“増やす”ことを目的にすると怪我につながりやすいです。
むしろ、
正しい使い方
呼吸
関節の可動域
軽い負荷での継続この4つが整った身体のほうが、長生きで、元気で、よく動けます。
■ 「習慣が人生を変える」──10年後、20年後のあなたへ
イチロー選手は最後にこう語りました。
「汗を流したら気持ちいい。その感覚を10年後も20年後も共有したい」
まさに“健康寿命を伸ばす姿勢”そのものです。トレーニングとは、苦しむためのものではなく、未来の自分を明るくするための投資です。
B-BOXERでの時間は、
無理をしない
正しく動く
楽しく汗をかく
習慣にするこの4つを積み重ねていく場です。
あなたの10年後、20年後を決めるのは、今日の小さな1分の積み重ねです。
習慣は裏切りません。
体が整えば、心も整います。そして人生が整っていきます。


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