top of page
検索

2025年万博に向けて        私たちの「本質」を問い直すために

  • 執筆者の写真: Toshihiro Yamanaka
    Toshihiro Yamanaka
  • 5月28日
  • 読了時間: 2分

1970年大阪万博

そこには、文明・文化・自然・人類・進歩・社会・芸術といった形而上学と形而下学の融合、その両面から人類の未来に挑む壮大な気概がありました。

単なる技術の展示会ではなく、「人類の進歩と調和」という大きなテーマのもと、各国・各分野の知性や芸術、哲学が一堂に会し、博覧会そのものが“時代の思想”を問い直す場となっていました。


一方、2025年万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。

医療や健康、共生社会、SDGsなど現代的なキーワードを掲げていますが、その言葉はやや抽象的で、「いのち」「未来」という大きすぎるフレーズが具体性や深みを感じさせないとの声も少なくありません。


自治体や経済界、有識者による調整型のコンセンサスに重きが置かれた結果、70年万博のような“魂を揺さぶる”テーマ性を物足りなく思う方も多いのではないでしょうか。


先日、2025年万博にも足を運ばれた70代のご婦人が「ビッグサイトの手芸展示会の方がよほどエキサイティングだった」と語ってくださいました。

こうした感想は、2025年万博のあり方に対する一つの真実を映し出しています。

「満足しなかった」という率直な声を、ぜひ社会に発信すべきです。


なぜなら、日本と日本人の最大の財産は、「文化」「文明」「民族性」そのものにあります。

日本が世界に誇るべきは、単なるモノや技術だけではなく、精神性・知性・創造力・おもてなしの心、歴史の積み重ねです。

その「本質」を、国際的な舞台で全身全霊で伝えることこそ、万博の最大の使命であるはずです。


次回こそ、私たち自身のルーツと未来に誇りを持ち、日本・日本人らしさの本質を強く発信する万博となることを願い、2025年の万博には「自分の目で見て・感じて・評価して」、その声をしっかりと社会に届けましょう。



 
 
 

最新記事

すべて表示
"あの頃の自分"が欲しかった場所   ― B-BOXER誕生の原点

私はかつて、会社勤めをしていた時期に、週に何度も「ボクシングジム」「筋トレジム」「整体院」の3つを行き来していました。 身体を鍛えること、整えること、そしてストレスを発散すること。 それぞれに大きな価値がありましたが、通うだけでも時間もお金もかかり、正直、続けるのは簡単では...

 
 
 
「CON」に込めた想い        スポコン株式会社創業の精神

「スポコン」に込めた二つの意味 ― スポーツ根性と“共に”の精神 私が「スポコン株式会社」を創業した背景には、二つの大きな想いが込められています。 一つは“CON”という言葉に象徴される「共に」の精神、そしてもう一つは“スポーツ根性(スポ根)」が持つ、あきらめずに挑み続ける...

 
 
 
「中年のダイエット、ちょっとだけで十分だった!」~最新研究からわかった希望の数字~

「そろそろお腹まわりが気になる」「健康診断の結果が…」なんて思う方、多いですよね。でも、がっつりダイエットはしんどいし、リバウンドも怖い。そんなあなたに朗報です! フィンランドとイギリスの研究チームが2万人以上を30年以上追いかけた調査で、こんな結果が出ました。...

 
 
 

Comments


B-BOXERロゴ

Copyright2023 B-BOXER takatsuki

bottom of page