高山勝成選手の引退に寄せて
- Toshihiro Yamanaka
- 3月16日
- 読了時間: 2分
2025年3月9日、高山勝成選手が引退を発表されました。高山選手はアマチュア転向後も東京オリンピックを目指し、再びプロへ復帰するなど、挑戦を続けた。その姿勢は多くの人々に感動を与えました。
私が高山選手と関わったのは、2013年に大阪天神ジムに入会したときです。彼は日本未公認のIBF世界ミニマム級王座を目指し、ストイックにトレーニングを積んでおられました。ボクシング界の枠にとらわれず、世界を見据えて道を切り拓く姿勢はまさに彼の生き様そのものでした。
私の師である大阪天神ジム会長の山口賢一氏と高山選手は兄弟のようなパートナ-シップの関係で、深い信頼と絆で結ばれておられました。山口会長のサポ-トのもと、高山選手は自身のスタイルを磨き、努力を重ねておられました。
その後、高山選手はIBFとWBOの世界王座を獲得し、日本人初の世界4団体制覇を成し遂げた。
さらに、今年 日本では非公認のメジャー団体であるIBO世界ミニマム級のタイトルも獲得し、独自の道を突き進まれました。
このIBO王座獲得は、彼のボクシングキャリアにおいて新たな挑戦の証であり、ボクシング界の枠にとらわれない姿勢を改めて示した瞬間とかんじます。
しかし、彼の真価はタイトルの数ではなく、常に挑戦し続ける姿勢にあるものです。
引退後も彼の情熱は消えず、多くの人に影響を与え続けると感じます。
私も彼から学んだことを胸に、自分の道を進んでいきたいと考えます。
高山勝成選手、本当にお疲れさまでした。
今まさに、高山選手の開拓された4団体公認の道を日本のプロボクシング界は最大に享受しています。日本のボクシング界を高山選手が飛躍させました。
新たな人生に心からの敬意とエールを送ります。
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