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駆逐艦・雪風に学ぶ、私たちの身体の使命と日々のあり方(前編)

  • 執筆者の写真: Toshihiro Yamanaka
    Toshihiro Yamanaka
  • 6月26日
  • 読了時間: 2分

更新日:6月27日


2025年8月、駆逐艦「雪風」を描いた映画が公開されます。

それは、戦争を美化するものではありません。

小さな一隻の駆逐艦が、自らの使命を淡々と、誇り高く果たし続けた——その静かな生き様を描いた作品だと聞いています。


「雪風」は、戦艦のような火力も、空母のような華やかさも持っていません。

しかし、構造は堅牢で、運用は的確。与えられた任務を忠実にこなす中で、激戦をいくつも生き延びました。

やがて「奇跡の艦」と呼ばれ、その名は今も語り継がれています。


この雪風の姿は、私たち人間の身体、そして人生そのものに重なって見えてきます。


構造が整えば、使命に耐えうる

人の身体もまた、見えない部分——骨格、内臓、神経、関節といった“構造”によって支えられています。

表面の筋肉や姿勢だけでなく、中の整いがあってこそ、動きやすく、壊れにくく、健康でいられるのです。


雪風もまた、建造当初から“骨力(こつりょく)”のある構造で知られていました。

無理をせず、しかし必要なときには確実に動ける。

それを支えていたのは、正しい設計・丁寧な整備・乗員の対応力でした。

これは、人の身体における「整えてから鍛える」という考え方とまったく同じです。


日々の整備が未来を守る

身体もまた、毎日の中で壊れていきます。

偏った生活習慣、無理な運動、食の乱れ、休養不足——そうした日々の積み重ねが、ある日、痛みや病気という“被弾”となって現れます。


だからこそ、毎日小さくても身体を整える時間が必要なのです。

雪風が幾度も被弾を避け、生き延びたのは、“たまたま”ではありません。

日々の整備と、損傷時の適切な修理、そして整った構造を持っていたことが生き残りを支えていたのです。 (後編に続く)



 
 
 

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