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身体感覚を磨くことが、技術習得の最短ルートである理由

  • 執筆者の写真: Toshihiro Yamanaka
    Toshihiro Yamanaka
  • 11月22日
  • 読了時間: 2分

矢田氏が重視しているのは、筋力トレーニングそのものではありません。

彼が育てようとしているのは、選手自身の“身体感覚”です。


身体感覚とは、「自分の中心がどこにあるのか」「重心がどう移動しているのか」「地面から力がどう伝わってくるのか」「呼吸で軸がどう支えられているのか」といった、内側から感じ取る繊細な知覚のことです。


これらを感じ取れないまま技術練習を行うと、技術は“外側の真似”に終わります。


一見似たフォームでも、強度も再現性も安定感もありません。


しかし身体感覚が育つと、選手は自ら動きを修正できるようになり、コーチの抽象的な指示も正しく身体へ落とし込めます。


これは「自律的に動ける身体」をつくるということでもあります。


外から力を入れてフォームを矯正するのではなく、選手の内側の感覚が正しく働きだすことで、動きは自然と整い、無駄が消えていきます。


山本選手のように短期間での登板でも崩れない理由は、この“自律性”が非常に高いからだと考えられます。


身体は正しく整うと、自ら最適解に向かって動いてくれるのです。


Boxing & Fitness B-BOXER 山中敏弘


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