身体の将棋――ボクシングの奥深さと「読む力」
- Toshihiro Yamanaka
- 3月23日
- 読了時間: 2分
ボクシングは単なる殴り合いではありません。相手の動きを察知し、先を読み、さらにはその先を読む。攻撃と防御を一体化しながら、一手先、二手先を考えて動く。その姿は、まさに身体で行う将棋といえるでしょう。
私たちが運営する B-BOXER は、将棋のまち・高槻市にあります。高槻といえば、将棋の公式戦が行われる「高槻将棋まつり」や、多くの将棋ファンが集う町としても知られています。
その高槻で、私たちはボクシングの奥深さを広める活動をしています。ボクシングは、「動く頭脳戦」とも呼ばれる競技。相手の攻撃をどうさばくか、自分の攻撃をどのタイミングで出すか、まさに局面を読む力が試されます。
例えば、ボクシングの基本であるジャブひとつをとっても、相手の反応を見極めるためのフェイントなのか、距離を測るためのものなのか、あるいは本当に打ち込むのか――その選択はまさに将棋の一手のようです。そして、相手もまたこちらの手を読んで対策を練る。だからこそ、次の展開をさらに先読みしなければならないのです。
「読む力」は、ボクシングだけでなく日常にも活きる
ボクシングの「先を読む力」は、日常生活や仕事にも役立ちます。相手の考えを予測し、最適なタイミングで行動を起こすことは、コミュニケーションやビジネスの場でも求められるスキルです。単なるスポーツを超え、ボクシングは思考力を鍛え、人生をより良くするためのトレーニングにもなり得ます。
B-BOXERでは、単に体を鍛えるだけでなく、こうした「読む力」を養いながら、楽しみながら強くなれる場を提供しています。初心者の方も大歓迎です。将棋と同じように、まずは基本を学び、一手ずつ前に進むことが大切。
高槻市から、ボクシングという「身体の将棋」の魅力を広め、より多くの人にその楽しさと奥深さを知ってもらいたい。そんな思いで、私たちは日々取り組んでいます。
あなたも「身体の将棋」を体験してみませんか?
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