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座る姿勢が、あなたの 肩コリ・首コリ・腰痛の原因?

  • 執筆者の写真: Toshihiro Yamanaka
    Toshihiro Yamanaka
  • 4月11日
  • 読了時間: 3分

〜ジムワーク世代が見落としがちな「姿勢の落とし穴」〜


現代人の多くが、1日の大半を座って過ごしています。特にジムワーク(事務仕事)中心のライフスタイルの方は、8時間以上同じ姿勢を続けていることも珍しくありません。

この「座り続けること」が、実は慢性的な肩コリ・首コリ・目の疲れ、そして腰痛の大きな原因になっているのです。


■ 座りっぱなしが身体に与える悪影響

人間の身体は、本来「動く」ように設計されています。ところが、長時間のデスクワークでは以下のような不調が生まれます。


  • 血流が悪化 → 筋肉に酸素が届かず、コリや痛みに。

  • 骨盤が後傾 → 腰が丸まり、猫背に。内臓の圧迫にもつながります。

  • 呼吸が浅くなる → 酸素不足で集中力もダウン。

  • 眼精疲労と自律神経の乱れ → パソコン作業により、目と脳が疲弊。


また、「座り過ぎ」は医学的にも**“新しい喫煙”**と呼ばれ、糖尿病・高血圧・心臓疾患のリスクを高めることが報告されています。


■ あなたの座り姿勢、崩れていませんか?


B-BOXERのセッションでもよく見られるのが、以下のような座り姿勢の乱れです。


  • 椅子の背もたれにだらっともたれ、骨盤が寝ている

  • モニターを見るためにアゴが突き出た「亀首姿勢」

  • 脚を組む癖で骨盤の左右バランスが崩れている


この座位姿勢のクセが、立位姿勢にも影響を与えます。

姿勢が悪くなると、頭の重さ(約5kg)が支えられずに首・肩・腰に負担が集中。自然と胸が閉じ、呼吸が浅くなり、集中力やパフォーマンスまで低下してしまいます。


■ B-BOXERが提案する改善ポイント


① 骨盤を立てて座る

イスに浅く腰かけ、坐骨(おしりの下の骨)で座る感覚をつかみましょう。腰に軽く前湾(そり)がある姿勢が理想です。


② モニターは目線の高さに

パソコン画面が低いと、自然とアゴが出て首に負担がかかります。スタンドなどで調整を。


③ 1時間に1回は立って動く

タイマーをセットして、1時間ごとに立ち上がって軽くストレッチやウォーキングを。血流が一気に改善します。


④ 胸を開くエクササイズを取り入れる

丸くなった背中や閉じた胸を開く簡単な運動を、B-BOXERでは「動作調律」として指導しています。


⑤ 正しい姿勢での立ち方も学ぶ

座位で乱れた身体は、立っても影響が出ます。骨盤・肩・頭が一直線になる立ち方を、日常でも意識していきましょう。


姿勢は“今”から変えられる

姿勢の悪さは、放っておくと「クセ」になります。 しかし、動きの中で意識を変えることで、身体は正しい形を思い出していきます。


B-BOXERでは、単なるトレーニングではなく、**身体を根本から整える「動作の再教育」**を重視しています。

毎日の生活がデスク中心でも、身体の使い方を変えることで、パフォーマンスも人生も変わります。まずは自分の姿勢を“観察”することから、始めてみませんか?


Boxing & Fitness B-BOXER 山中敏弘



 
 
 

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